神戸の鉄かご落下事故 トラック所有の中古車販売会社と支店長を書類送検/兵庫県
2024年4月、兵庫県の神戸・ポートアイランドで走行中のトラックから鉄かごが落下し歩行者の男性が下敷きとなった事故で、警察は、管理会社と支店長の男性を書類送検しました。
労働安全衛生法違反などの疑いで書類送検されたのは、兵庫県神戸市中央区の中古車販売会社「ジャントレーディングカンパニー」と支店長の男性(30)です。 この事故は、2024年4月、神戸・ポートアイランドの市道で走行中の大型トラックから重さおよそ900キロの鉄製のかごが落下し、下敷きとなった60代の男性が一時意識不明となったものです。 警察によりますと、会社と支店長は作業場の安全管理や、危険防止に必要な措置を講じる義務を怠ったなどの疑いが持たれています。 調べに対し支店長らは容疑を認めていて「現場の従業員任せにしていた。事故が起こらなければ大丈夫という甘い考えで業務管理していた」などと説明しているということです。 事故を巡っては、トラックを運転していた社員の男と、コンテナからかごを下ろし忘れた別の社員の男がいずれも有罪判決を受けています。