NEC、地域医療の生成AI早期実装を支援する「ヘルスケア生成AI活用プラットフォーム」を提供
日本電気株式会社(以下、NEC)は19日、病院経営の最適化や持続可能な地域医療の実現に向けた医療機関および、関係機関におけるDX推進を目指し、地域医療における生成AI早期実装を支援する「ヘルスケア生成AI活用プラットフォーム」を2025年2月から順次提供開始すると発表した。 【画像】パートナーとの共創で目指す姿 NECは、2023年度から、生成AIを早期に社会実装し、それらの課題解決に向けた実証やサービス化を進めてきた。さらに、2024年8~9月に医療機関やパートナー企業と開催したワークショップを通じて、生成AIが病院経営や患者ワークフロー、自治体連携など、これまで以上に多くの場面で活用できることを確認したという。 提供するヘルスケア生成AI活用プラットフォームは、医療機関や関係機関において生成AIを有効活用するための基盤となるサービス。具体的には、医療データを生成する「生成AI」、クラウド上の生成AIサービスへ安全・安心に接続するための「クラウドセキュア接続サービス」、医療データを匿名化して活用する「匿名化医療データ活用基盤」で構成される。これらを活用することで、医療機関や関連機関における生成AIの早期実装に貢献する。 ヘルスケア生成AI活用プラットフォームの販売価格は、月額3万5000円(税別)から。 また、同時に立ち上げる「BluStellar 共創パートナープログラム / 生成AI for Healthcare」では、地域医療の課題解決に貢献するソリューションを、パートナーおよびNECの製品・サービスを組み合わせて創出・提供することを目指す。その実現に向けてパートナーに対し、生成AI活用に向けた技術・ビジネス支援や、ソリューション拡販のための販売・マーケティング活動支援などに関する共創支援メニューを用意し、共創活動を加速していくとしている。
クラウド Watch,三柳 英樹