“Amazon物流拠点”が新潟に!2024年問題抱える中…“置き配”サービス拡充でドライバーの負担軽減へ「効率を上げる・無駄をなくす」
NST新潟総合テレビ
インターネット通販大手Amazonの新潟県内初となる配送拠点がオープンし、報道陣に公開されました。置き配などのサービスの拡充で荷物の再配達を減らすことも期待されます。 【齋藤正昂アナウンサー】 「新潟市にできた新たなAmazonの配送拠点。今、まさに荷物を積んだ車が届け先へと出発していきます」 11月13日、報道陣に公開されたのは、新潟市南区に開設されたインターネット通販大手Amazonの県内初の配送拠点。 新潟市を中心とした10の市を配送エリアとし、Amazonの物流拠点から集約された商品を注文者の玄関先まで届けるための仕分けを行います。 【齋藤正昂アナウンサー】 「ベルトコンベアで流れてきた商品は、これから配送される地域ごとに仕分けられるのですが、ここである最新技術が使われているんです」 箱に記載されたQRコードが読み取られると、商品は配送地域ごとのレーンに自動で振り分けられます。 そこから人の手で細かい地域ごとに仕分けられたあと、ドライバーが車に積み込み、客のもとに商品を届けます。 県内ではこれまで、Amazonの商品の配達は委託を受けた配送業者が担っていましたが、今回の拠点の開設により、Amazon独自の配送網による配達が可能となりました。 【アマゾンロジスティクス ダニエル スンウォン ジョンさん】 「Amazonが提供できる色んなサービスがあるが、それがフルで使えなかったというのは事実なので、今からAmazonが提供する100%のサービスをお客様が使えるのが一番大きなメリットだと思う」 これにより、一部の配送業者でしか対応していなかった注文の翌日配送のほか、対面しなくても商品を受け取ることができる、いわゆる“置き配”などのAmazonのサービスを活用できるようになります。 インターネット通販の拡大により宅配便の取り扱い数が増加する中、国交省によりますと、今年4月の宅配便の再配達率は全国で約10.4%。 物流の2024年問題でドライバーの労働時間の上限が規制される中、置き配サービスの広がりによるドライバーの負担軽減も期待されます。 【アマゾンロジスティクス ダニエル スンウォン ジョンさん】 「効率を上げる、無駄をなくすという色んな改善に取り組んでいる」 Amazonは今後も利便性向上のため配送網を拡大させていく考えです。
NST新潟総合テレビ