大阪ソーダ松山工場のシリカゲル製造設備完成 糖尿病などの治療薬精製で需要拡大(愛媛)
化学品製造業の大阪ソーダ(大阪市)は、松山工場(松山市北吉田町、従業員174人)に世界シェア約60%を占める医薬品精製用シリカゲルの製造設備を整備した。これまで兵庫県の尼崎工場で生産してきたが、健康寿命の延伸などで、糖尿病・肥満症治療薬の精製用途で需要が拡大しており、松山の新設備で製造能力を1・5倍に増強する。20日に竣工(しゅんこう)式を催した。 投資額は約30億円で2023年10月に着工し、今年9月末に完成。建物は鉄骨4階建て、延べ床面積2400平方メートル。新規雇用や配置転換で11人の増員を予定している。
愛媛新聞社