「誰だコイツ…」全部知ってたら相当なマニア!? ショアジギで釣れる定番17魚種を紹介!
カンパチ/天然モノはさらに貴重な高級食材
カンパチもブリ、ヒラマサと同属の魚。やはり交雑も可能だ。ヒラマサよりもさらに個体数が少なく、国内市場に出回っているのも養殖ものが多い。釣れたとすれば養殖場から逃げ出した個体かも? ブリやヒラマサよりも背中の色が黒~黄色っぽく、頭も丸みを帯びている。上から見ると「八」の字に黒い線が入っているのが名前の由来。
ソウダガツオ/血抜きで「化ける」魚の筆頭!
ソウダガツオはカツオの仲間で、「マルソウダ」「ヒラソウダ」の2種の総称。釣りモノとしては大きくて40cmほどの魚が対象となる。ブリと比べれば小型なのでより軽量なタックルで手軽に狙っていける魚だ。 かつお節の原材料として多く用いられているが、傷みが早いことから市場に並ぶことは少ない。しかし、鮮度の高いものをきちんと処理すれば絶品になる。
サワラ/鋭い歯なのに肉質は柔らか
ここ数年、新たな釣りモノとして注目を受けつつあるサワラ。主に話題はボートフィッシングが主体だが、回遊してくるタイミングに当たればショアからも釣れてくることがある。 ラインに触れればすっぱり切断してしまうほどの鋭い歯が特徴で、専門に狙う場合は一般的に早巻きでリア(後部)フックのみに掛けるよう心がける。もちろん人の指などもひとたまりもないので、タチウオ同様フィッシュグリップは必須だ。
シイラ/エキサイティングなファイトが魅力
シイラは古くから夏のルアーターゲットとして大人気の魚。その理由はやはり緑黄色の身体に秘めた超強烈なファイティングスピリッツだろう。派手なジャンプと果敢なダッシュ&突っ込みを繰り返し、ようやく寄せてくる白熱のバトルシーンは一度味わえばヤミツキに。 主に表層で海上に浮いている流木などに着いていることが多く、ショアジギングで狙う際は有力なポイントとなる。最大で2m近く、重量は40kgにもなる。一方、小さいものは「ペンペン」と呼ばれることも。
サバ/小型でも強い引き! 食卓でもポピュラー
日本人なら誰もが知っているサバは魚食性の強い魚で、積極的にメタルジグを追ってくる。後述するアジよりも運動性能が高いため引きが強く、すわ大物か!? と思いきやサバだった…。ということも多い。ともあれご存知の通り美味しく嬉しい魚だ。 本州では主にマサバ、ゴマサバがよく釣れてくる。ソウダガツオと同様に傷みが早く、また人体に有害なアニサキスが寄生することも多いため注意が必要。食べるなら手早く処理する、火を通す、冷凍するといったことを心がけておくのが痛い目を見ないコツだ。