篠塚辰樹が返上したベルトをめぐり王座決定トーナメント。石田龍大vs“狂拳”迅、稲垣澪vs橋本雷汰の準決勝2試合を開催【Krush】
「Krush.162」(6月23日、東京・後楽園ホール)の追加カード発表会見が5月10日、都内で行われ「第9代Krushフェザー級王座決定トーナメント」の開催が発表された。 同王座は前王者の篠塚辰樹(MASTER BRIDGE / 剛毅會)が3月26日付でK-1との契約を終了。それに伴い王座を返上したことから、今回のトーナメント開催となった。 今大会では石田龍大(POWER OF DREAM)vs “狂拳”迅(WIZARDキックボクシングジム)と稲垣澪(K-1ジム大宮チームレオン)vs 橋本雷汰(ALONZA ABLAZE)の準決勝2試合が行われ、その勝者が9月28日の「Krush.165」で王座をかけて対戦する。 橋本は「ジムを変えて1発目。相手は僕がK-1グループでデビューした時からすでにトップで戦っていた稲垣選手。絶対に乗り越えて、決勝に進んで王者になりたい。自分なら勝てると思うんでぶっ倒します」、稲垣は「待ちに待った王座決定トーナメントにやっと選んでいただけたなというのが今の気持ち。万全の対策、最高の準備をして、素晴らしい試合、いいKO勝ちで決勝に進みたい」、迅は「僕は16歳でプロデビューして、ここまで4年間、死ぬほど苦しい時間を過ごしてきました。でもこれを獲ればすべてが報われると思っているので死ぬ気で獲りに行く」、石田は「やっとチャンスが回ってきたので、まずは狂拳君に勝って決勝に進みたい」とそれぞれ決意を述べた。
橋本はベルトへの思いについて問われると「僕が獲って当たり前のものだと思っているので、ベルトは通過点だと思っている」、最後も「まだ18歳で、絶対に今年中に王者になって、来年にはK-1のトップ選手になっていく。優勝する」ととことん強気のコメントに終始した。 稲垣は「弟がスーパー・ライト級のベルトを持っているので兄弟で獲りたいというのはありますし、格闘家として一つの目標としていたものでもある。もちろんKrushで終わりではないと思っている。しっかり獲ってK-1に進んでいきたい」と柊との兄弟同時戴冠を目指す。 迅は「(ベルトへの)思いは何もない。ただ獲る。初代狂拳も、僕の兄の斗麗も獲れなかったこのKrushのベルトを僕が獲ります。全員ぶっ倒します」とこちらは兄に先んじての王座奪取を誓う。 石田は「優生君が持っていたベルトなので、しっかりと受け継いで。ここで獲るか獲らないかで格闘技の俺の未来が変わってくると思うので、しっかり獲りたい。王者になる前から王者らしい試合をする」と第4代王者・江川優生が巻いていたベルトをPOWER OF DREAMへ取り戻す決意を見せた。