バスターズの活躍紹介 マングース根絶記念企画展 奄美野生生物保護センター
鹿児島県大和村思勝の環境省奄美野生生物保護センターで10日、「バスターズが実現したマングース根絶までの道のり」企画展が始まった。マングース根絶の中心的役割を担った奄美マングースバスターズのこれまでの活動を写真で振り返る内容。23日はお話会も予定している。 企画展は奄美大島でマングースの根絶が宣言されたことを記念し、奄美群島12市町村と県、環境省でつくる奄美自然体験活動推進協議会が主催。会場にはマングースバスターズの活動を紹介する写真のほか、マングースの定着から根絶までを追った年表や当時の新聞記事、実際に使用されていたわななどが並んだ。バスターズが撮影した奄美の希少な生き物たちの写真も展示された。 奄美マングースバスターズの結成にも関わった環境省奄美群島国立公園管理事務所の阿部愼太郎国立公園保護管理企画官(60)は「バスターズの活動を通して一度侵入・定着した外来種の防除の難しさを知ってもらい、地元の人に『外来種を入れない、在来種を守る』という気持ちを高めてもらえれば」と話した。 企画展は入場無料。期間は10日~12月15日、時間は午前9時半~午後4時半。月曜休館(月曜祝日の場合は翌火曜休館)。