【七夕賞】差し馬はメンバー屈指の末脚あればチャンスあり 東大HCの本命はキングズパレス
前走の悔しさを晴らして初重賞制覇へ
◎キングズパレス 直近の11走で掲示板を外していない。3勝クラス勝ち上がりに7戦を要したものの、全て勝ち馬との差は0秒2以下と僅差であり、実力不足ではない。2走前の美浦Sで勝ち上がると、前走の新潟大賞典は久しぶりの重賞挑戦ながら、勝ち馬とタイム差なしの2着。直近レースの充実度ではメンバートップクラス。にもかかわらず斤量57kgのハンデで済んだことも大きく、この舞台でも大崩れはない。 ◯レッドラディエンス 新馬戦を除いて10戦連続馬券圏内と安定感ではキングズパレスをも上回る。2走前は半年ぶりのレースだったものの逃げ切り勝ち。前走はバトルボーンに逃げ切られて2着だったものの、OPクラスでも通用する実力は見せた。ここ2戦は少頭数で15頭立ての今回は内枠からどう立ち回るかが課題となる。しかし、鞍上は過去10年で七夕賞3勝の戸崎騎手。上手くエスコートしてくれると考え、対抗とした。 ▲ボーンディスウェイ 4走前に3勝クラスを突破すると、昇級戦の中山金杯を4着。中山記念は10着と大敗したものの、福島民報杯では勝ち馬とクビ差の2着と健闘。リフレーミングとは当時同斤量だったが、今回はこちらが1kg軽くなる。ただし週末の福島は雨予報。この馬は未勝利戦を除くと稍重以下の3戦全て着外。馬場が渋ってパフォーマンスを下げる可能性を考慮し、3番手とする。 △フェーングロッテン 昨年は中山金杯、金鯱賞、鳴尾記念で逃げて3連続馬券圏内。ボッケリーニ、プログノーシスらと接戦を演じた実力馬であり、昨年の七夕賞でも3番人気に推されていた。そこから3連続2桁着順と大敗が続いたが、去勢明けの小倉大賞典で1000m通過57秒2のペースを番手先行して5着に粘りこんだ。大敗時は先行策すら取れなかったことを考えると前進といえる。今回は外枠を引き、本来の先行策なら好走データにも合致する。5か月ぶりのレースでも押さえておきたい。 以下リフレーミング、バビットまで印を回す。馬券は◎◯-◎◯▲-6頭の3連複で勝負する。 ▽七夕賞予想▽ ◎キングズパレス ◯レッドラディエンス ▲ボーンディスウェイ △フェーングロッテン ×リフレーミング ×バビット 《ライタープロフィール》 東大ホースメンクラブ 約30年にわたる伝統をもつ東京大学の競馬サークル。現役東大生が日夜さまざまな角度から競馬を研究している。現在「東大ホースメンクラブの愉快な仲間たちのブログ」で予想を公開中。
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