米ハワイとグアム立ち寄り 台湾総統、初の外遊で
【台北時事】台湾の中央通信社は28日、総統府筋の情報として、頼清徳総統が30日に出発する外遊で米ハワイ州と米領グアムに立ち寄ると伝えた。 頼氏の外遊は5月20日の就任以降初めてで、12月6日までの日程で外交関係がある太平洋の3カ国を歴訪する。 中央通信によると、頼氏は30日午後に出発し、ハワイで2泊する。12月3日にマーシャル諸島、4日にツバルを訪れた後、グアムで1泊。5日にパラオを訪れる。ハワイとグアムでの詳しい予定は明らかではないが、シンクタンクの非公開の座談会や台湾からの移住者との食事会に出席したり、知人と面会したりするという。 中国外務省の毛寧副報道局長は28日の記者会見で、「米台の公的な交流に一貫して反対だ」と反発。「台湾独立派」と見なし敵視する頼氏と米側の関係強化に警戒感を示した。
