【バスケ】男子日本はオーストラリアとドロー 誕生日ホーキンソン23点「五輪に最高の状態で」
<バスケットボール男子:日本95-95オーストラリア>◇国際強化試合◇23日◇札幌市・北海きたえーる パリ五輪に向けた強化試合が行われ、トム・ホーバス監督が率いる男子日本代表(世界ランキング26位)がオーストラリア(同5位)と引き分けた。前日の結果と合わせ、札幌での強化試合は1敗1分けで終えた。 この日29歳の誕生日を迎えたジョシュ・ホーキンソン(B1サンロッカーズ渋谷)が前半だけで17得点を挙げるなど序盤から躍動。後半も得点源となり、計23得点を挙げた。 ランキングでは格上のオーストラリアだが、今回の来日メンバーはパリ五輪代表候補不在で若手中心のメンバー構成。強化試合とはいえ連敗は避けたかった中で、第4クオーター開始早々に同点とし、リードする場面もあったが、再び追い付かれた。 バスケットボールの試合は同点で第4Qが終了した場合は延長に入ることが一般的。しかし今回は大会規定で延長戦を行わないことがあらかじめ決まっており、引き分けとなった。 ホーキンソンは「同点でほしかった結果ではなかったが、最後まで集中してチーム一丸となって戦うことができた。この試合から得たものはすごく大きい」と手応えは十分。 誕生日での活躍には「誕生日に試合があるのは、日本でキャリアをスタートして初めて」と喜んだ。パリ五輪へは「(この後)親善試合も国内であるし、練習でチームをもう1度積み上げて、パリ五輪に最高の状態で臨みたい」と誓った。 男子日本代表は今後、7月5、7日に有明アリーナで韓国(世界ランキング50位)との強化試合を実施。これがパリ五輪前では国内最後の実戦の場となる。形式上はまだグリズリーズとの契約が残っている渡辺雄太や、パリ五輪出場について検討中の八村塁(レイカーズ)は、代表活動の参加が決まれば6月下旬から合流するとみられる。