井上尚弥、1カ月延期となったグッドマン戦に向けてパリ五輪代表の原田周大とスパーリング
プロボクシングの4団体世界スーパーバンタム級統一王者の井上尚弥(31)=大橋=が23日に横浜市の大橋ジムで、今夏のパリ五輪男子57キロ級代表の原田周大(23)=専大=とスパーリングを行ったことを24日、大橋ジムが発表した。当初はこの日、東京・有明アリーナでIBF、WBO1位のサム・グッドマン(26)=オーストラリア=と4団体王座防衛戦を闘う予定だったが、14日にグッドマンが左目の上に裂傷を負ったため、来年1月24日に延期となった。 井上は先週、日本フェザー級王者の松本圭佑(25)=大橋=とスパーリング。今週は11月1日に大橋ジムとNTTドコモの映像配信サービス「Lemino」とサポート契約を結び、基本的には大橋ジムでプロボクサーに交じって練習しているアマチュアトップボクサーの原田とも再度拳を交えた。正統派でハイテンポなボクシングをするグッドマン対策として、原田とは11月に大橋ジムで約20ラウンド拳を交えていた。 今週中にはアマチュア時代に2度、全米王者となったWBC世界スーパーバンタム級37位のジェフ・ラミド(25)=米国=がスパーリングパートナーとして再合流する予定だ。井上は14日に自身のSNSで「ここから更に準備期間を一カ月もくれるのは自分にとってはプラスでしかないと思う。最高の準備をして最高の試合をお見せします」と決意を示していた。 また、大橋ジムは同興行の観戦チケットの一般販売が24日正午に始まったことも発表した。 興行はLeminoで午後2時45分から独占無料生配信される。プロ戦績は井上が28戦28勝(25KO)、グッドマンが19戦19勝(8KO)、松本が12戦12勝(8KO)、ラミドが13戦12勝(4KO)1敗。2022年杭州アジア大会男子57キロ級銀メダルの原田のアマチュア戦績は79戦63勝16敗。