ジュニア70名が出演! 帝国劇場 新春公演『Act ONE』レポート【辛酸なめ子の「おうちで楽しむ」イケメン】|CLASSY.
建て替えのため’25年2月で一時閉館する帝国劇場。その新春公演として元日に幕を開け、無事千秋楽を迎えた舞台『Act ONE』。スーパーヴァイザー・堂本光一さんのもと、HiHi Jets、美 少年、7MEN侍、少年忍者のメンバーやフレッシュジュニアなど、約70名ものアイドルたちが各々のパフォーマンスを披露。彼らにとっての「Act ONE」=新たな第一幕となったステージの模様を辛酸さんにレポートしていただきました。
帝国劇場で元日に幕を開けたステージ『Act ONE』
今年は紅白歌合戦への出演やカウントダウンコンサートの放映もなく……しめやかな年末年始となりましたが、帝国劇場では若手グループがしのぎを削るスペクタクルな演目が繰り広げられていました。帝国劇場2024年新春公演『Act ONE』は「HiHi Jets」「美 少年」「7MEN侍」「少年忍者」などが出演する公演。スーパーヴァイザーは堂本光一です。それぞれのグループがセルフプロデュースで自分たちのコーナーを演出する、という企画。パンフレットによると、グループごとにミーティングを重ねてテーマや演出を考えていったそうで、たとえばHiHi Jetsはステージに飛行機を設置してみんなで飛ぶとか、少年忍者ではゾウを出したいといった大胆な意見が出てきたとのことで、期待が高まります。『Act ONE』は日本語で「第1幕」、新たな幕が開き、個人の才能を輝かせる、ということを表しているのでしょうか。帝国劇場に行くと、ロビーの柱がそれぞれのグループの写真で飾られ、撮影できるようになっていて盛り上がっていました。 開幕すると、まず登場したのはフレッシュジュニアの少年たち4名。いつかステージに立ちたいという夢を語ったり、「あの4グループ、バチバチしてて怖くない?」と、熾烈に競い合う先輩たちについて話したりしています。そうこうしているうちに場面が転換し、HiHi Jetsを中心に4グループがテーマ曲「Act ONE」を歌います。しかし「おまえさっき当たったろ」「てめえだろ!」と、不穏な雰囲気に。輩っぽい口調も新鮮です。少年たちに「お兄ちゃんたち、ケンカはだめだよ!」と言われ「実力ではっきりわからせてやるよ!」という流れに。昨年までの新春の演目よりシンプルでわかりやすいストーリーです。今年は反戦がテーマのコーナーや、タイタニック号の沈没やヒンデンブルグ号爆発など、世界の悲劇のコーナーもなさそうです。めくるめくショータイムに身を任せる2時間。戦争シーンはなくてもグループごとの小競り合いはあるので、自分の心を平和に保つのが大切、というメッセージも秘められていそうです。