パイセンに続け!! 将来はトヨタで[WRC]のシートを掴むかもしれないラリードライバーの卵
世界へ挑戦できるチャンスをつかみ取る場所。TGR WRCチャレンジプログラムの活動も4期目に突入。選考会は毎年熾烈な戦いが繰り広げられおり、切符を手にできるのは一握り。今年はキャラクターの異なる2名がドライバーに選ばれたほか、初のコ・ドライバー選考会も実施!! 【画像ギャラリー】一度は生で見てみたい!!!!砂漠や雪道を駆け抜けるラリーカーの姿に惚れちゃう!!!!!(8枚) 文:ベストカーWeb編集部/写真:TOYOTA GAZOO Racing、Red Bull Content Pool
■4期生に選ばれたには経歴の異なる2名
WRC活躍できる日本人ドライバーの発掘と育成を目指す、TGR WRCチャレンジプログラムの4期生最終選考がフィンランドで実施し、4期生のドライバーが発表された。 10月下旬に富士スピードウェイで第1次選考が行われ、パスした100名がの候補者が2次選考へ。フィンランドから来日した講師陣の前でスキルを試し、講師陣たちの目に止まった6名が最終選考に参加できる権利を得た。 また、モリゾウチャレンジカップでシーズンチャンピオンに輝いた山田啓介最終選考会に参加。7名は、フィンランドの北部に位置するラップランドで、約1週間トレーニングキャンプに育み、フィジカルテストや様々な車両での氷上走行に取り組んだ。 候補者たちはみな、雪上と氷上での走行は未経験だったが、全員が高いポテンシャルを発揮。誰が選ばれてもおかしくない状況のなか、尾形莉欧と柳杭田貫太の2名がメンバーとして選ばれた。
■初のコ・ドライバーオーディションも開催!!
尾形は23歳eモータースポーツ出身者で、大学時代は自動車部に所属して、ジムカーナとダートトライアルを経験。一方、24歳の柳杭田は長年にわたってドリフトの世界で名を売っており、今年のモリゾウチャレンジカップでラリーのキャリアをスタートさせた。 2名ともラリーは未経験に近いが、2025年上旬にはフィンランドへ拠点を移して、ドライビングやペースノート、フィットネスを包括的に行い、夏頃には前輪駆動のラリー4車両で、フィンランド国内やヨーロッパ内のラリーに参戦する予定だ。 さらに、今年は初の試みとしてコ・ドライバーの選考も実施。5名が10月末に東富士で実施した最終選考で、ペースノートのリーディングスキルやその他の関連するスキルについて評価を受けている。選考 結果、2024年のモリゾウチャレンジカップに参加していた前川富哉が選出され、フィンランドでトレーニングを開始することが決定。2025年1月より、経験豊富なフィンランド人ドライバーのヤルッコ・ニカラとコンビを組み、参戦を開始する予定となっている。 WRCにはラリー1で勝田貴元が活躍しているほか、2025年には2期生の小暮ひかると山本雄紀がラリー2でWRCイベントに多数の参戦を予定している。選ばれたTGR WRCチャレンジプログラムの4期生たちには、偉大な先輩たちの背中を追って、トップラリーストとして羽ばたいていってほしい。