CLベスト8敗退のバルサ、チャビは自身とアラウホ退場させた審判に激怒…「ひど過ぎた。ゲームを分かっていない。彼に直接言ってやったよ」
バルセロナは16日のチャンピオンズリーグ準々決勝セカンドレグ、ホームでのPSG戦を1-4で落とし、2戦合計4-6で敗退が決定した。チャビ・エルナンデス監督は試合後、イシュトヴァン・コヴァチ主審に対する憤りを隠せなかった。 【ゴール動画】バルセロナ、ハフィーニャ弾で先制も逆転負け… 12分にハフィーニャのゴールで先制したバルセロナだが、30分にはアラウホがペナルティーエリア内に侵入しようとしたバルコラを後ろから倒して一発退場に。数的不利に陥ると、40分にデンベレ、54分にヴィトール・フェレイラ、61分と89分にエンバペのゴールを許してしまい、敗退に追いやられた。 なおアラウホの退場に憤っていたチャビ監督は58分、コヴァチ主審の判定に再び憤激し、CLの看板を蹴り倒して退席処分を命じられている。試合後、スペイン『モビスタール・プルス』のフラッシュインタビューに応じた同指揮官は、まだその怒りが収まらない様子。コヴァチ主審が試合を壊したことを何度も強調していた。 「不快だ。退場がこのノックアウトラウンドの勝負を分けた。私たちは規律立ったプレーを見せていたんだ。アラウホにレッドを出すのは大袈裟過ぎる。そこから勝負は違うものになってしまった」 「私たちは(イニゴ・マルティネスを投入するために)ヤマルを下げるかどうか、最後まで迷ったんだ。あそこからまったく違う勝負が始まったんだよ」 「私たちはギュンドアンの2回の決定機によって2-2とする可能性があった。ロベルト(・レヴァンドフスキ)が2-0とすることもできた。しかし、追いつくのはやはり難しいよ。今シーズンを通して行ってきた仕事が審判の決定によって頓挫するなど、あまりに辛い。あの退場は不必要だった」 「私たちは11人対11人でPSGと対戦したかった。ルイス・エンリケと対戦したかったんだよ」 「審判はひどかった。彼に直接言ってやったよ。ゲームというものを分かってないとね」 今季限りでの退任を公言するチャビ監督。来季もチームを率い、再びCLに挑戦する意欲はないのか問われると、次のように返答している。 「来季、再び挑戦するのはバルサだ。私たちは今季のチャンピオンズリーグを良いものとした。些細なディテールをしっかりとコントロールしないとね。しかし再び挑戦するのは私ではなく、バルサなんだ」