パン祖のパン祭 高校生コンテストに154点 18日実技、19日プレゼン―伊豆の国
伊豆の国市の韮山時代劇場などで18、19日、第19回パン祖のパン祭(実行委員会主催)が開催される。実行委は8日夜、あやめ会館でプレス発表会を開き、イベントの概要を説明した。メインの「全国高校生パンコンテスト」には、全国18校から154点の応募があった。書類選考(レシピ、写真など)を通過した23人のうち、初心者向けを除く18人が当日の実技審査に挑む。 地産地消、食事パン、カリフォルニア・レーズンの3部門に、製パン初心者向けの手仕込みを加えた計4部門で作品を募集した。伊豆地区からはいずれも伊豆中央高2年の滝川彩夏さん、金刺里緒さん、富嶋結子さん、板橋稟華さんがカリフォルニア・レーズン部門に、梅原一葉さんが食事パン部門に出場する。 18日に三福の「ベケライ・ダンケ」で実技審査(パン作り)に臨み、19日に同劇場でプレゼンテーションを行う。最高賞の農林水産大臣賞・パン祖のパン祭大賞などを決め、当日午後に表彰式を予定している。杉山大一大会委員長は「優秀な作品は最終的に商品化する。未来のパン文化の担い手を育む貴重な場になっている」と語った。 山下正行市長は「『パン作りの甲子園』として白熱した戦いを期待している」とあいさつ。大沢秀光会長は「多くの注目を集める新春の恒例行事。『パンのまち伊豆の国』を全国に発信、PRしていく盛大なイベントにしたい」と呼びかけた。 祭典では市内のパン詰め合わせや有名店のパン販売、小学生以下限定のパン生地伸ばしやパン積みゲームなどを催す。最終日はマウンテンバイクや「ちびっこパン作り」体験教室、韮山中吹奏楽部演奏会などを企画した。
伊豆新聞デジタル