「九年庵」ほんのり秋色、一般公開は15~23日…佐賀県神埼市の国指定名勝
紅葉の名所として知られる佐賀県神埼市の国指定名勝「九年庵」で紅葉が色づき始めた。12日に園内が報道機関向けに公開された。色づきは3~4分程度で、一般公開期間中(15~23日)には赤みが増す見通し。 【写真】新緑の九年庵
九年庵は県出身の実業家・伊丹弥太郎が1892年に建てた別邸で、名称は、庭園が1900年から9年かけて整備されたことに由来する。約6800平方メートルの庭には、イロハモミジやツツジなど約60種700本が植えられ、春と秋に一般公開している。
県によると、別邸周辺を上から眺めることができる庭園内の高台約1000平方メートルが新たに開放され、公開範囲は例年の約3倍に広がるという。