【福原直英の福を呼ぶ馬】騎手候補生の模擬レースに行ってきました
今年も行ってきました! 騎手候補生による模擬レース@東京競馬場。来年3月のデビューを目指す競馬学校3年生は女性ひとりを含む7人。ではレースも7頭立て、と思いきや強力な「助っ人」が現れました。 まだ3年目とはいえ確実に存在感を増している佐々木大輔騎手。翌日は京都での騎乗にもかかわらず駆けつけた岩田望来騎手。そしてまだまだ若い者には負けられない! とばかり勝負服に身を包んだのは武士沢友治・現競馬学校教官です。 生徒にとって芝コースを走るレースはこの日が初めて。開催されたのは金曜の午後でしたからスタンドはもちろん閑散としていました。しかし家族とおぼしき人々の姿、そして本番さながらに誘導馬がいて、さらにはGⅠファンファーレ。いやがおうにもワクワクと緊張が交錯して、さあスタート! 先輩と肩を並べて走るマイル戦、ハナを切ったのも生徒なら上位でゴールしたのも生徒と、結果としては良いものでしたが…ここからが肝心! レースの後の講評です。 検量室奥の部屋ではいろいろな角度から映されたレースが何度も繰り返し再生され「このように動いたのはなぜ?」「これは大事故につながりかねないよ」。質問やアドバイスが飛び交うごとに、レースよりも緊張しているんじゃない? と思わせる生徒たちの返事でした。 さあこの7人からいち早くGⅠレース騎乗を果たすのは誰か。それにはともかく卒業が第一。3月を待ちたいと思います。(フリーアナウンサー)