【MLB】スネル獲得のドジャース フラハティ再契約の可能性は消滅か 「おそらく戻ってくることはない」と米記者
南カリフォルニアで生まれ育ったジャック・フラハティは今夏のトレードで子供時代に応援していたドジャースに加入。故障者続出のなか、先発ローテーションの柱として地元球団のワールドシリーズ制覇に貢献した。優勝パレードの際には「もう二度とロサンゼルスを離れたくない」とドジャース残留を熱望。しかし、ドジャースがブレイク・スネルと5年契約で合意したことにより、フラハティの希望が叶えられる可能性はかなり低くなったとみられている。 2024年シーズンの主要アワード受賞者まとめ ドジャースがスネル獲得に成功したことを受け、「MLBネットワーク」のジョン・ポール・モロシ記者はフラハティについて「おそらくドジャースに戻ってくることはないだろう」と報じた。スネルの加入により、ドジャースは大谷翔平、山本由伸、スネル、タイラー・グラスナウという強力な先発四本柱を形成。ほかにも多くの先発候補がおり、ペイロールの面から考えても、高額な先発投手をこれ以上獲得することは考えにくい。先発投手を補強する場合は、佐々木朗希やギャレット・クローシェ(ホワイトソックス)といった安価な投手を狙うことになるだろう。 では、フラハティはどの球団へ行くのか。米公式サイト「MLB.com」のマーク・フェインサンド記者はオリオールズを有力候補の1つに挙げている。フラハティは2023年途中にカージナルスからオリオールズへトレードされており、もしオリオールズと契約した場合は古巣復帰となる。 また、モロシ記者は以前、フラハティの獲得を狙う可能性がある球団としてパドレス、ドジャース、エンゼルス、ヤンキースをリストアップしていた。これはドジャースがスネル、エンゼルスが菊池雄星を獲得する前の情報であり、現時点でドジャースとエンゼルスがフラハティにどれくらいの興味を持っているかは定かではないが、フラハティはジョー・マスグローブを故障で欠くパドレスやゲリット・コールに次ぐ先発2番手の獲得を狙っているヤンキースにはフィットする存在となるだろう。 愛する地元球団に残留する可能性が極めて低くなったとみられるフラハティ。来季はドジャー・ブルー以外のユニフォームを着てプレーすることになりそうだ。