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チョコレートにグリオットソースを合わせた、シェフのおすすめ「フォレノワール」
「アルカション」での修業時代に初めて作ってお店で販売してもらった、古屋シェフにとって思い入れの深い一品。 チョコレートのビスキュイ、チョコレートのシャンティショコラ、グリオットソース(粒入り)、キルシュの生クリームを、ビター感のある薄いチョコレートで包んでいます。
見た目とは裏腹に口の中でとろける食感。ほのかに感じるキルシュの香りとグリオットソースの酸味、シャンティショコラのコクなど、一口食べる度にさまざまな味と風味が楽しめます。それぞれのパーツが主張しながらも、口の中で一つにまとまっているのはすごい! チョコレートのほろ苦さとグリオットソースの甘酸っぱさが絶妙に絡み合う「フォレノワール」。チョコレート好きならずともぜひ食べていただきたい逸品です。
パティスリーとブーランジェリーでフランスの日常も提供していければ
同店では自家製のパンも販売しています。ライ麦を使った「カンパーニュ」380円や発酵バターたっぷりの「クロワッサン」300円など、どれもおいしそうなものばかり。「フランスではパンとケーキを一緒に販売している店が多くあります。パンを買いに来た人やケーキを買いに来た人が、目的と違うものも一緒に購入してくれたらうれしいですね」と古屋シェフ。
テーブルには個包装された焼き菓子が並んでいます。中でも、レモンにチョコレートを合わせた「サブレ シトロン」240円は見逃せない一品。レモンの爽やかな風味とチョコレートの濃厚な甘さが口いっぱいに広がって、幸せ気分に浸れます。レモンの甘酸っぱい味わいは、これから暑くなる季節にもぴったりですね。
店名に恥じないように挑戦を続けていく
「伝統を大事にしながら、自分らしさ(個性)も出して、何事にも挑戦していきたいと思っています。商品で言えば、サンドイッチやバスクチーズケーキを商品化したいですね。また地方にケーキを送りたいというお客様が多いので、配送できるケーキを展開していきたいです。プレゼント用のケーキも、もう少し渡しやすいものを考え、とにかく『アルタナティブ』らしい商品を作るのが一番。スタッフとコミュニケーションを取りながら、“うれしい”と“楽しい”を大事に、これからもおいしいお菓子を作ってきたいです」。最後にそう話してくれた古屋シェフ。