スイーツのプロ推薦! ザックザクのパイ生地と濃厚キャラメルガナッシュのミルフィーユにかぶりつきたい!!
アンティーク調の家具やフランスで集めたというプレートが並ぶ店内は、フランスの菓子店を思わせる上品でクラシカルな雰囲気。こぢんまりとした居心地の良い空間は、まるで大人の秘密基地のようです。
ショーケースにはフランスの伝統菓子「モンブラン」をはじめ、「タルト」や「サヴァラン」など個性豊かなスイーツがズラリと並んでいます。季節にもよりますが、約18種類のケーキを用意しているそうです。
古屋シェフ曰く、お菓子は食べ終わった瞬間にすべての着地点が同じところにいくのがベストで、それが心地よさに繋がるのだとか。余韻は残さず、すっと消えるように。一口目のインパクトを大事に、そして舌に当たる順番を考えながら商品を作り上げているそうです。
今回はそんな同店こだわりスイーツの中から、僕がおすすめしたいとっておきの2品をご紹介します。
僕のスペシャリテ!!! ザクザク食感にこだわったミルフィーユ
約18種類ある洋菓子の中で一番におすすめするのは「トリオンフ」630円。ラムキャラメルのガナッシュとキャラメルのバタークリームを3層のパイ生地でサンドした、僕の大好きなミルフィーユです。表面は砂糖のグラスでコーティングし、その上から粉糖で模様を描いています。
このミルフィーユの最大の特徴は、他にはない生地のザクザク感。 通常ミルフィーユは大きい生地をそのまま鉄板にのせて焼き上げますが、同店では鉄板に生地をのせて切り終えた後に焼き上げます。そうすることによって通常よりもきれいに焼き上がるのだとか。その後、鉄板の端に重しを置き、その上に鉄板をのせて180℃のオーブンで20分焼き上げたら完成。重しの上に鉄板をのせることで生地の膨らむ力を抑えることができ、密度がギュッと詰まったザクザク感のある生地に仕上がるそうです。
そんな手間暇かけて作るパイ生地は、口に入れた瞬間にザクザクとした音があふれるほど。それと同時に、ラムキャラメルガナッシュの濃厚な甘さとキャラメルバタークリームのコク深い味わいが口いっぱいに広がります。キャラメルバタークリームに振りかけたシナモンとコーヒーの風味が良いアクセントになっているので、最後まで食べ飽きることはありません。パイ生地、ラムキャラメルガナッシュ、キャラメルバタークリームの三位一体の味わいは、一度食べると虜になること間違いなしです!