全日本選手権開幕 原田周大、岡澤セオンら不在で決勝は12月1日
ボクシングの全日本選手権が26日、東京・墨田区のひがしんアリーナで開幕し、男子ミニマム級と男子ウエルター級の1回戦計7試合が行われた。男女各階級の決勝が実施される12月1日までの6日間で争われる。 今夏のパリ五輪男子57キロ級代表の原田周大(23)=専大、男子71キロ級代表の岡澤セオン(28)=INSPA=らはワールド・ボクシングカップ・ファイナル(26~30日、英国・シェフィールド)に、昨年の全日本選手権男子ミニマム級優勝の荒竹一真(22)=駒大=らはアジア選手権(30日~12月11日、タイ・チェンマイ)に出場するため、全日本選手権は欠場している。 この日は開会式も行われ、高校2冠で男子ライトウエルター級に出場する秋元啓介(18)=東洋大=が「全力でぶつかり合うことを誓います。また、競技者として成長と友情を深め、感謝とフェアプレーの精神を忘れず、この大会を盛り上げることを誓います」などと選手宣誓した。 開会式には10月の全日本吹奏楽コンクールと今月17日の全日本マーチングコンテストでいずれも金賞を受賞し、〝美爆音〟として知られる千葉・習志野高の吹奏楽部が出演。プロボクシングの4団体世界スーパーバンタム級統一王者の井上尚弥(31)=大橋=が、ともに入場曲で使用している『バトル・オブ・モンスター』、『Departure』などを演奏して盛り上げた。(尾﨑陽介)