「beruf luggage(ベルーフ バゲージ)の他に類を見ないインディペンデントなバッグ作りに迫る
豊富な機能と独自のディテールが詰まったバックパック
ここで3つのラインを代表するようなバッグをそれぞれ紹介してもらおう。まずは自転車通勤をテーマにしたBIKE TO WORKから代表的な「NOMAD 30+(ノマド サーティン プラス)」というアイテムを紹介してもらおう。
「BIKE TO WORK」のアイテムは一歩も触れたCOMFORT AND FUNCTIONというラインを初期モデルとして、ブランドの流れからいうと第4世代にあたります。ブラッシュアップにブラッシュアップを重ねて出来上がったアイテムが、この『NOMAD 30+』になります。 ポリカーボネートとポリウレタンを合わせた素材で、耐水機能や、傷つきにくい、という特徴があります。またポリウレタンを100%よりも有機溶剤を95%削減できており、環境にも配慮した素材を使っています。
仕様はロールトップのコンパートメントにアクセスしやすいようにサイドにファスナーが付いています。さらにフロントポケットには小物が収納できる仕切り、PC用のポケットも備え、背面はクールマックス生地になっています。蒸れを軽減する目的ともうひとつ、クールマックス生地は摩擦係数が低いので、着衣にダメージを与えないという利点があります。
他ではあまり見られない特徴としては、通常は肩からバッグ下の背面につなぐショルダーベルトを前面のいちばん外側からつないでいます。これは自転車に乗ってペダルをグイグイ踏んだときに、体が右に動くとバッグは左に動いてしまうという逆ブレを防ぐための仕様で、本体のいちばん外側から荷重を引っ張り込むことで、支点を作らずバッグが体に吸い付きます。 これは元メッセンジャーで、マウンテンバイク好きなアウトドアガイドの知人と共同開発したオリジナルの仕様です。 自転車に乗るときだけではなく、旅行に持っていくシチュエーションでも大丈夫ですし、背面に貴重品を入れるポケットやキャリーケースの持ち手に通すループもついています」