なぜ呼ばれない!? 日本代表に招集したかった選手(4)今回の招集外は重い…? 3バックを難なくこなす鉄人
FIFAワールドカップ26・アジア最終予選に臨んでいるサッカー日本代表は、15日にインドネシア代表戦に4-0と快勝し、グループCの首位を独走中だ。現在の森保ジャパンのレベルの高さは誰もが認めるところだが、一方で、ファンの間で「なぜ呼ばれない?」と議論の対象となる選手も存在する。今回は、日本代表に招集したかった選手をピックアップして紹介する。※成績は『transfermarkt』を参照。
DF:渡辺剛(わたなべ・つよし) 生年月日:1997年2月5日 所属クラブ:ヘント(ベルギー) 24/25リーグ戦成績:14試合1得点1アシスト 渡辺剛は今年3月に行われたFIFAワールドカップ(W杯)2026予選の北朝鮮代表戦以降、サッカー日本代表に招集されていない。所属するヘントでの活躍を考えると、これは意外とも言えるだろう。 森保一監督はアジア最終予選で攻撃的な3バックをメインシステムに採用しており、これに伴い、代表メンバーの序列にも影響が出ている。渡辺はヘントで3バックの中央と左を主に担当しており、このシステムに慣れていることからも、招集を望む声も上がっていた。しかし、9月、10月に続いて、11月シリーズでも声が掛からなかった。 今回の招集外は特に意味が重いかもしれない。冨安健洋、伊藤洋輝、谷口彰悟といった主力センターバック陣が負傷で不在という状況にもかかわらず、渡辺が選ばれなかったのは、序列がかなり下がっていることを示唆している。 渡辺は2022年夏に加入したヘントで、今季ここまでリーグ戦全試合にフル出場しており、キャプテンマークを腕に巻く試合もあるほど、チーム内の信頼は厚い。今月10日に行われた第14節のスタンダール・リエージュ戦では、開始5分にCKからヘディングシュートを決め、今季初得点を記録。5-0の大勝の口火を切る活躍を見せた。 クラブでの活躍は文句の付けようがないだけに、このパフォーマンスを継続してアピールを続けるしかないかもしれない。
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