リング内でフォールが決まるなか、妨害するLAナイトに激昂するレフェリー

【WWE】SMACKDOWN（2月9日・日本時間10日／シャーロット） 　大一番への出場をかけた重要な試合で実況席にいたレスラーが、ライバルの足を引っ張る介入を連発。“疑惑の勝利”を演出した場面では、女性レフェリーが妨害行為に激昂し、会場がどよめいた。 【映像】女性レフェリー“激昂” 妨害の瞬間 　問題のシーンは、『イルミネーション・チェンバー』への出場権をかけたAJスタイルズ対ドリュー・マッキンタイアのシングルマッチで起きた。この日、ゲスト解説を務めたLAナイトが試合の行方を左右する“不幸なキーパーソン”として介入を連発、ファンからも苦言が殺到した。 　試合開始直前にライバルのLAナイトが突然登場し、解説席に座る展開にピリピリしていたAJスタイルズは、リング上でマッキンタイアと一進一退の好勝負を繰り広げる。 　雲行きが怪しくなったのは場外乱闘でのハプニングだ。マッキンタイアがAJを放送席にぶん投げ、座っていたLAナイトはペットボトルの水をわざと倒し、AJにかける嫌がらせを敢行。「水飲む？」と、すっとぼけるLAナイトにブチ切れたAJの背後をマッキンタイアが攻撃するなど、悪気がない行動で試合のペースを乱す。一方で2人の乱闘に巻きこまれ吹っ飛ばされたLAナイトも「ふざけるな！」と怒りを爆発させる混沌とした状況に。 　直後、リングに戻ったAJはマッキンタイアを丸め込みフォールの体勢に入ったが、先ほどの“もらい事故”に激怒し、リングへ上がろうとするLAナイトをレフェリーが制止。この乱入劇でAJのスリーカウントは見逃されてしまう。 　さらに「出ていけ！」と怒り心頭の女性レフェリーの言う事を聞かないLAナイトにAJもブチキレ。エルボーを繰り出し排除に成功するが、振り向きざまにマッキンタイアの必殺技『クレイモア』を被弾し、まさかのカウントスリー。アンラッキーな敗戦でAJの『イルミネーション・チェンバー』参戦は絶たれ、AJの勝利が盗まれた疑惑のシーンも相まって微妙な空気に…。 　結果的にライバルを大一番から排除したことに、ファンからは「こざかしい」「おい！LA！」とLAナイトへのブーイングが巻き起こった。 　元々仲は悪かった2人だが、この間の悪い行動でLAナイトとAJの関係はさらに悪化。しかしファンからは「AJとLAの抗争が始まるか」「この因縁を推すか」「レッスルマニアでシングル決定か？」と、2大スーパースターの抗争の本格化を期待する声もあがっている。 （ABEMA／WWE『SMACKDOWN』）