【シュートボクシング】リベンジマッチに臨む海人「負けたら終わり。いつもの試合とは違う」「自分が持っている全てを出して勝ち切りたい」
■スーパーボンからアドバイス、マススパーも
SBの公式YouTubeチャンネルにて動画が公開されたが、2週間前にはタイのスーパーボン(ONEフェザー級キックボクシング暫定世界王者)のジムで練習をしてきたことも明かされた。 「ムエタイの技術も今の僕にとって必要で、日本で練習するだけでなくタイでも吸収したいと思って行きました。首相撲の展開も僕が知っていることも知らないこともあって、より深く教えてもらったのでしっかり理解して戦いに使っていけるものは使っていきたいと思っています。首相撲の展開や対峙する時に、こうすれば試合しやすいとかこうしたら確実に勝てるよってことを教えてもらったので、そこは試合を見てもらえたらと。タイでやって来たこと、教えてもらったことを試合で出さないのも申し訳ないので、しっかり出そうと思います」 タイには3日間という短期間の滞在だったが「全然足りないところもあったし、新しいことも教わったし、知っていることもあったけれど知っていることの中でももっと深く詳しく教えてもらって。知っているけれど使いこなせてなかった、そこまで技の深さを知らなかった。そこの深さも教わったので、まだまだ学べることはいっぱいあると思いました」と収穫は大きかったようだ。 海外での修行は「タイには10代の頃に行ったことはありますが、試合前に対戦相手の対策として行ったのは初めてです」と言い、スーパーボンジムを選んだのは「最初はいろいろなジムに行かせてもらおうかなと思っていんですが、初日にスーパーボン選手のジムに行かせてもらったらトレーナーさんが徹底的に丁寧に教えてくださったので。そういうしっかり教えてくれる人に教わりたいと思ったので、他のジムへ行かずに連続して行かせてもらいました」との理由から。 前回ペットモラコットに苦しめられた首相撲の対策はもちろんのこと、「前回に関しても首相撲の展開で負けたと思っているので、首相撲は首相撲でしっかり組んで戦っていきたいと思っているし、蹴られた後の展開や蹴られる前の展開も教わってやっていきたいことがあります。何種類か教わったので出したいですね。組みもヒジも前回のようにはならないし、ヒジも倒せる・切れるヒジを教わって、蹴り合いでも僕が優る蹴り方を教えてもらったので、出せる全てを出したいと思います」と、前回の轍は踏まないとした。 スーパーボンからも直接アドバイスをもらったと言い、「トレーナーの人たちもスーパーボン選手も隠し事なく、同じ階級で僕と試合するかもしれないのに丁寧に教えてくれました」という。スーパーボンとはマススパーも行い、「上手いです。蹴りもしなやかですし、ハイキックのタイミングもそうだし、蹴りが柔らかいのに痛くて重さもあったし、さすが世界一を獲っている男やなと思いました」と体感。 もし現時点でスーパーボンと戦ったらどうなるかは考えなかったかと聞かれると、「今回は頭がペットモラコットのことばかりでしたし、1Rしかやってないのでそこまで分かりませんが、勝つか負けるかで言ったら負けるとは思っていないので勝てる自信もあります。でも今回はペットモラコット戦に集中しています」と答えた。 スーパーボンはその後、4月5日の『ONE Friday Fights 58』にてマラット・グレゴリアンを破っている。「試合前の動きを見ていてもしっかり練習していたし、それやからこそ勝って暫定王者になったので刺激になりました。僕も勝って自分が王者だって言いたいし、スーパーボン選手を超えるためにもベルトは持っていないといけないので。刺激にもなったし、気持ちもアツくなりました」と、大きな刺激を受けたとする。
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