報道陣の質問に応じるヤンキース・スタントン（笹田　幸嗣通信員）

　ヤンキースのジャンカルロ・スタントン外野手（34）が24日（日本時間25日）、25日（同26日）に開幕するドジャースとのワールドシリーズ前日のメディア対応に出席した。 　ドジャースの印象については「全体的に堅実で手堅い。堅実なラインナップであり、ロースターだ。タフな戦いになるだろう」とコメント。打線の中心となる大谷については「彼は野球場でできることは何でもできる。以前には誰も見たことがないことだ。だから信じられない」と話した。 　今回が12度目となる両軍のワールドシリーズについて「このスポーツにおいて、これ以上大きなことはない。この対戦はみんなが夢見る対戦であり、みんなが望む全てであり、メディアも明らかに望んでいる。でも、我々はワールドシリーズを目指しているわけだから、対戦相手が誰であろうと気にすることはない。ゴールはただ一つだ」と言葉に力を込めた。 　　第2戦で先発する山本由伸とは6月に対戦しているが「（その時の対戦経験も）全てが役に立つ。1年でも2年前でもどんなものでも役に立つ。しかし、この時期だからこれまでとは少しプランを変える時期でもある」と話した。6月の対戦では山本が7回2安打無失点と快投。スタントンは山本に3打数無安打2三振と抑えられており「とても歯切れが良かった。ホームプレートの両サイドを使ってね。うまくホームプレート全体を使い、エレクトリックだった」と振り返った。 　リーグ優勝決定シリーズ後の調整については「ライブの投球や高速打撃マシンでも練習した。ケージだけでなく実際にもね。休みの間に最高の準備をした」と説明。この日の前日練習では、試合前日としては異例のライブBPも行った。