『光る君へ』吉高由里子、主演大河が完結「ちょっと空っぽに…そういう思う分だけ充実していたんだろうな」
大河ドラマ『光る君へ』(毎週日曜 後8:00 NHK総合ほか)キャストの撮影現場からのコメントを届ける「君かたり」が、同局の公式サイト内で更新された。今回は、まひろを演じた吉高由里子の声を紹介する。 【濃厚ラブシーン】吉高由里子に柄本佑が覆いかぶさって… ――まひろにとっての道長という存在 支えることで支えられていたし、助けているっていう立ち位置で自分が助けられていたっていう感じですかね。常にどっちかが光っているときは、どっちかが影になってって思っていたけど、全部支えているようで支えられている形になっていたのかなって感じましたね。 ――クランクアップを迎えて ちょっとした日常のささいな課題が自分をあしたに向ける原動力になっていたんだなって思ったし、それが大河ドラマの日々の撮影だったのかなと思って、終わってすごくホッとした感じはあるけど、どういう気持ちになるんだろうっていうのがまだ実感がわかなくて、これも何の涙なのかわからないし、うれしいのか、ホッとしたのか、さみしいのか。 ちょっと空っぽになっちゃったかなとも思ったし、そういう思う分だけ充実していたんだろうなと思って、きょうとかも最後、みんなの顔を見て「はぁ…」って「本当にさよならだ」と思ったし、同じ船に乗ることが何度も巡り合わせであるかもしれないけれど、巡り合う確率って本当に奇跡のようなもので、もう同じ番組は作れないし、まったく同じキャストとかスタッフさんとも集まれないんだなって。当たり前だけど。 日々カウントダウンしていく一日一日が、なんとも思わないで消耗していくこともあれば、奪われていくようなさみしさもあれば、終わりに近づいていく達成感の気持ちの助走的な気持ちになったり、高揚感があったりとかもして、すごくいろんな感情に出会わせてくれた期間だったなっていう風に思います。