竹内涼真「簡単なことじゃなかった」“覚悟”の実写『龍が如く』桐生一馬役に「自信は持っています」
「撮影が終わるまでずっと闘っていたかもしれないです」。そう語る竹内涼真さんは、ゲーム『龍が如く』シリーズを基に新たに実写化したAmazon Originalドラマ『龍が如く ~Beyond the Game~』で主人公・桐生一馬を演じました。 【画像】筋肉すご…! 竹内涼真が演じる『龍が如く』桐生一馬を見る。背中一面のタトゥーも圧巻!
龍が如くスタジオ代表の横山昌義さんからは「嫉妬心が生まれるくらいの出来」と絶賛された一方、シリーズ累計出荷本数が2000万本を超える人気ゲームシリーズの主人公を演じるには苦労もありました。児童養護施設で育ち裏社会を生きる桐生に、竹内さんはどのように向き合ってきたのでしょうか。
「この役に臨む覚悟を持たないと」
――武正晴監督が、桐生一馬役で最初に浮かんだのが竹内さんだとおっしゃっていました。オファーを受けた時のお気持ちをお聞かせください。 「この役に臨む覚悟を持たないと、多分この役を演じられないと思いました」 「桐生一馬という役を僕ができるって思ってくださったことがすごく嬉しかったんですけど、それと同時に、乗り越えなきゃいけない障害がたくさんあるなという印象でしたね。でも僕の名前を出してくださって嬉しかったです」 ――撮影に入る前の準備はどのくらいかかりましたか? 「2022年の年末ぐらいから、格闘技のトレーニングや体作りを始めていました。それプラス撮影が終わるまでだと、9カ月間ぐらいこの役について考えていました」 ――ゲームのキャラクターを演じるという点で、役作りも苦労されたのではないでしょうか。 「原作の桐生一馬になるっていう意識よりも桐生一馬を自分に入れるというか、自分に引き寄せるっていう作業を僕はいつも実写の時にするんです」 「ゲームの桐生一馬ではあるけど演じるのは1人の人間なので、僕がどういう表現をしたいかっていうところまで、自分に引き寄せなきゃいけない。すごく覚悟がいることでしたし、簡単なことじゃなかったので、撮影が終わるまでずっと闘っていたかもしれないです」 「でも、新しく作り上げて演じていると、苦しい場面で原作のキャラクターが僕のことを助けてくれるんですよね。だから演じる時は、原作の桐生一馬やビジュアルを心の奥にしまっておくようにしていました」 ――竹内さんは桐生一馬をどういう性格だと思って演じられましたか? 「愛情というものにすごく飢えた人間だなと。彼を突き動かすエネルギーって愛なんですよね。なぜ強くて人に優しいのか、なんで強くなりたかったのかということが今回のキーでした」 「幼少期に感じていた欠落している愛情とかを彼は常に追い求めている。愛されたいから愛するんだと思うんですよね。そのエネルギーっていうのはすごく爆発的で。ただそれを言葉では表現しないんです。そういった彼の不器用さがすごくチャーミングなのかなって」