「はよ名前言えや!」噛んだことで生まれた自己紹介ネタが「空前絶後」の大ヒット!サンシャイン池崎がお笑い界に爪痕を残すまで
■アルバイトが番組出演につながったことも ── 学生時代やブレイク前のアルバイトで、芸人生活に役立ったと感じた出来事はありますか? サンシャイン池崎さん:チラシをポストに投函するポスティングのバイトをしていて。僕はポストに入れるスピードがめちゃくちゃ速かったんですよ。「ロンドンハーツ」で、とある集合住宅のポストに池崎が何秒でチラシを入れられるか?みたいなロケをしたことがあって。そのときは、仕事につながったなという気がしましたね(笑)。
ポスティングにはコツがあって。2種類のチラシを入れることを2枚履きって言うんですけど、指サックをしっかりつけることと、欲張って大量にチラシを持ちすぎないことが大事なんですよね。ただ、指サックをつけるとスピードは上がるんですけど、汗をかいてくると指サックが徐々に取れ始めて、指サック自体を投函してしまったこともありました。取り出すことができないんで、投函された人には申し訳ないなと思いながらバイトしていました。
── 最後に、今後の目標を教えてください。 サンシャイン池崎さん:自分の名前がついた、池崎メインの冠番組をやりたいです。テレビでもラジオでもいいんで、自分のレギュラー番組を持てたらうれしいですね。母ちゃんはあんまり使ってないみたいですけど、仕送りも続けていきたいですね。 PROFILE サンシャイン池崎さん さんしゃいん・いけざき。1981年10月9日生まれ、鹿児島県出身。大分大学を卒業後、ワタナベコメディスクールに入学し、2006年にデビュー。「R-1ぐらんぷり2016」で決勝進出し、翌年には準優勝を果たした。著書に『空前絶後の保護猫ライフ!池崎の家編』(宝島社)などがある。
取材・文/長田莉沙 写真提供/サンシャイン池崎
長田莉沙