「はよ名前言えや!」噛んだことで生まれた自己紹介ネタが「空前絶後」の大ヒット!サンシャイン池崎がお笑い界に爪痕を残すまで
── ブレイク後、さまざまな番組に出演されました。特に印象的だった場面はありますか? サンシャイン池崎さん:いろいろあるんですけど、モニター横の位置で初めて出演した「さんまのお笑い向上委員会」ですかね。今は「向上委員会」の話が来たら「怖いな。大丈夫かな」という緊張感があるんですけど、初出演のときはさんまさんにお会いできるし売れてなかったんで、めちゃくちゃ気持ちが入っていて。「やったるぞ!かますぞ!」という気合いと「来た来た!爪痕残しまくったろ!」みたいな気持ちで、精神的にイケイケの状態でした。
豪徳寺のアパートで自己紹介ネタができてから、「R‐1ぐらんぷり2016」の決勝に残ったり、モニター横に出られたり、「ガキ使」の「山1グランプリ」に出られたり、斎藤工さんが真似してくれたり、結構続いたんですよね。事務所のお笑いナンバー1決定戦でも優勝できて、この時期は調子がよかったです。今ももちろん頑張るんですけど、振り返ってみると、このころはめちゃくちゃ戦ってたなと思います。 ── 戦う気持ちが落ち着いてしまいそうなときは、どのようにご自身を発奮させていますか?
サンシャイン池崎さん:売れてないときって、売れるっていう目標を達成できていないから結果を出しに行く。そのエネルギーが「やったるぜ!」という気持ちにつながっているんだと思います。今も全然達成しているわけじゃないんですけど、慣れてきそうなときは目標を決めるようにしています。たとえば、ネタでも同じことをやっていると飽きちゃうんで、自分を燃やすときは何か1個ギャグを放り込んでみようかなとか、こんなことを言おうかなとか、仕事前に1個新たな目標を決めておくとよりやる気が出るような気がしますね。やってみないとわかんないことを1個置いておくと、ワクワクして、自分の刺激になると思います。
普段はわりと静かなほうでプライベートでは極力ボケたくないんですけど、ネタや仕事のときは、衣装を着てハチマキを巻いて「わーっ!」ってテンションを上げると、それまでは気持ちがしんどいときがあっても、やってみたら元気になるんですよね。