【MLB】ドジャース先発陣にまたも故障者発生 チーム最多11勝のストーンが右肩炎症により故障者リスト入り
日本時間9月7日、ドジャースは今季チーム最多の11勝を挙げている新人右腕ギャビン・ストーンを右肩の炎症により15日間の故障者リストに登録したことを発表した。アンドリュー・フリードマン編成本部長はメディアの取材に応じ、「ストーンが今季の残り試合で投げられるか、まだわからない。投球を再開したときの彼の身体の状態次第だ」とコメント。なお、ドジャースはマイケル・ピーターセンをマイナーに降格させ、ランドン・ナックとジャスティン・ロブレスキーの2人をメジャーへ再昇格させている。 ドジャースのギャビン・ストーンがメジャー初完投初完封をマークする 昨季に続いて今季も先発陣に故障者が続出しているドジャース。開幕ローテーションの一員で唯一、ここまで故障なくシーズンを過ごし、チーム最多の25先発&140回1/3を記録していたストーンがついに離脱することになってしまった。 現在25歳のストーンはメジャー2年目の今季、ここまで25試合に先発して140回1/3を投げ、11勝5敗、防御率3.53、116奪三振と期待以上の活躍。日本時間6月27日のホワイトソックス戦では103球を投げ、メジャー初完投初完封をマークした。前半戦に比べると、後半戦はやや調子を落としていたが、それでもチームで唯一の「健康な先発投手」として、シーズンを通して先発ローテーションを支えてきた。 山本由伸の戦列復帰が迫っているドジャースだが、ストーンのほかにクレイトン・カーショウとタイラー・グラスナウも故障者リスト入りしており、先発のコマ不足は変わらない。カーショウとグラスナウが復帰するまでのあいだは、トレード移籍後も安定した投球を続けているジャック・フラハティを軸に、山本、ウォーカー・ビューラー、ボビー・ミラー、ナック(またはロブレスキー)というメンバーで先発ローテーションを形成することになるだろう。 昨季はカーショウの131回2/3がチーム最多で、規定投球回をクリアした投手が1人もいなかったドジャース。今季も100回以上を投げているのはストーン(140回1/3)とグラスナウ(134回)の2人だけであり、シーズン途中で移籍してきたフラハティを除けば、2年連続で規定投球回到達者なしに終わりそうだ。昨季はそれでもシーズン100勝を挙げたが、プレーオフでは惨敗。今季もプレーオフに向けて大きな不安を残している。