【プレビュー】4位・鹿島vs首位・広島。ホームで鹿島の意地が上回るか、広島が連勝記録を8に伸ばすか| Jリーグ
【国内サッカー プレビュー】明治安田J1リーグは9月13と14日に第30節を開催。カシマスタジアムでは、鹿島アントラーズとサンフレッチェ広島とが対戦する。
再開初戦からビッグゲームが実現する。勝点48で4位の鹿島アントラーズが、勝点55で首位のサンフレッチェ広島と対戦。シーズンも佳境に突入するタイミングでの大一番は、熱い戦いとなりそうである。 ホームの鹿島は、芳しくない状況で中断期間を迎えた。第26節・ジュビロ磐田戦で痛恨の逆転負けを食らうと、第27節・浦和レッズ戦はスコアレスドローで決着。そして、前節・東京ヴェルディ戦は2点を先行される中、終盤に鈴木優磨がPKで1点を返すのがやっとと、ほとんどいいところを見せられず、今季最長の3戦勝ちなしとなってしまった。 リスタートを期す一戦であり、優勝争いを続けていくためには首位に相手に絶対に落とせないゲームとなる今節は、中盤の攻防がカギを握りそう。攻守の切り替えが早く、高い強度が持ち味である広島に対して後手を踏むようでは劣勢を強いられる可能性が高い。 ボール奪取力や回収力に定評のある三竿健斗とともに、司令塔の役割を担う柴崎岳が、どれだけボールに関わり、チーム全体を動かせるかがポイントになる。シーズン序盤はケガで出遅れ、復帰直後も途中出場が続いていた10番も、7月に入ってから先発に定着している。リーグタイトル奪還へ、カシマの地で柴崎がタクトを振るう。 アウェイの広島は、クラブ新記録の7連勝中と破竹の勢いを見せ、前節終了後についに首位へ浮上。町田ゼルビアと勝点では並んでいるが、得失点差で上回り、第3節以来約半年ぶりに順位表の一番上へと立った。 この夏には大橋祐紀や川村拓夢といった主力が海外に羽ばたいたが、広島のアカデミーで育った川辺駿が復帰を果たし、新加入のトルガイ・アルスランが別格の存在感を披露。前節・FC東京戦ではハットトリックを達成した。 チームとしては、このリーグ戦の中断期間中にルヴァンカップと天皇杯で立て続けに敗退し、二つのタイトルを失う悔しさを味わったが、裏を返せば国内の戦いはリーグ戦に集中できる環境が整ったとも言える。 週明けからはACL2の戦いの幕が明け、依然、過密日程の戦いとなるが、ミヒャエル・スキッベ監督体制3年目を迎えるチームは、誰が出ても同じスタイルで強みを発揮できる選手がそろっているだけに大きな心配はいらないだろう。 敵地で鹿島を叩き、首位固めといきたいところだ。
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