築50年以上で老朽化 低地で浸水多い弓道場の移転改修を計画
京都府福知山市は、築50年以上が経過し老朽化が進む市弓道場=和久市町=の改修計画を立てている。市弓道協会(岩城美文会長)の意見を参考にしながら、現在の市民運動場内での移転に向けて、準備を進めている。 市や市弓道協会によると、現在の弓道場は1970年に建設。敷地面積は約700平方メートルあり、射場は同時に6人立ちが行えるサイズで、的は近的競技の28メートル先に設置している。周辺でも低い位置にあり、強い雨が降るとすぐに床下浸水が発生。そのため床は抜けかけているという。
2018年度に策定した市スポーツ推進計画では、弓道場について「代替施設や将来的には移転などの検討が必要」と定めており、今年度の当初予算で改修設計業務費として500万円を計上した。 市によると、現在は、京丹後市の業者に設計業務を発注したところで、今後、新しい建物の概要や移転先など詳細を詰めていくという。