「初恋を奪われた…」時代を超えて愛される『忍たま乱太郎』土井先生の魅力をあらためて深掘りしてみた
12月20日より『劇場版 忍たま乱太郎 ドクタケ忍者隊最強の軍師』が公開された。尼子騒兵衛氏の『落第忍者乱太郎』を原作としている本作は、昨年、アニメ放送開始30周年を迎え、いたるところで再注目されている。 ■【画像】「初恋を奪われた…」微笑みがたまらない『an・an』まさかの表紙を飾った土井先生■ ファッション雑誌『anan』の2427号スペシャルエディション(増刊号)では、脇役ながらも人気が高く、本作には欠かせないキャラクターである「土井半助」(以下:土井先生)が表紙に登場するほどだ。 土井先生は主人公の猪名寺乱太郎をはじめ、摂津のきり丸・福富しんベヱたちが属する忍術学園“一年は組”の頼れる教師であり、強くて優しい魅力的なキャラクターだ。作中だけでなく多くのファンがおり、筆者の子どもたちもお気に入りの人物である。今回は、そんな土井先生の魅力を深堀りしていこう。
■なんといっても生徒思い! 何より生徒を大切にしている頼れる先生
子どものころに本作を見て「初恋は土井先生だった」という人もいるほど、根強い人気を誇る土井先生。彼の魅力はやはり甘いマスクのイケメンぶりかと思うが、一番カッコいい部分はなんといっても生徒を思う優しさにあるだろう。 乱太郎・きり丸・しんべヱを中心に、トラブルを起こしやすい一年は組に手を焼くことも多い土井先生は、それがたたって胃痛を引き起こすこともしばしばだ。それでも彼ら生徒たちのことを大事に考え、窮地に陥ると助けに来てくれることから厚く信頼されている。 村を焼かれて戦災孤児となってしまったきり丸だが、学園の長期休暇中には保護者代理として自宅へ招き同居させるなど、生徒一人一人に真剣に接する姿勢が素晴らしい。そんなきり丸は生活費や学費を稼がなければならないためアルバイトをしているのだが、それをちゃっかり土井先生に手伝わせたりもしている。それにも付き合う土井先生。ここからも彼のお人好しで面倒見の良い人柄がうかがえる。 また、土井先生は優しいだけではなく、必要であれば生徒のためにきちんと叱ることもある。本作を視聴していて、彼のような先生に教わりたいと思った子どもは少なくないだろう。