大谷翔平のドジャースに大勝、メッツ逆転勝ち抜けの確率が倍増 シリーズ第4戦まで計9得点も、第5戦だけで12得点
◇18日(日本時間19日) 大リーグ ナ・リーグ優勝決定シリーズ第5戦 メッツ12―6ドジャース(ニューヨーク) ◆大谷翔平に美女もうっとり【写真】 メッツは地元での第5戦に大勝。シリーズを2勝3敗にし、土俵際で残った。チーム14安打、12得点とこれまでの貧打がうそのような打線爆発だった。 やはり「打線は水物」だ。今シリーズのメッツ打線は第4戦までチーム打率・212、5長打、得点圏に走者を置いて(RISP)わずか4安打(29打数)。それが、この日の第5戦だけで6長打、RISPで5安打(19打数)をマークし、12得点はポストシーズン(PS)の球団史上2位という猛爆ぶりだった。 ほとんど見えないかに思われたトンネルの出口も、明るさを増した。米放送局MLBネットワークによれば、過去の7回戦制PSシリーズで、1勝3敗から3連勝して逆転勝ち抜けを果たした確率は、サイコロの目を当てるより難しい15・1%(93チーム中14チーム)だった。 だが、そこから第5戦を制して2勝3敗とした場合、逆転勝ち抜けした確率は29・8%(47チーム中14チーム)と、ほぼ倍増。7回戦制のPSシリーズが現行の開催フォーマット(ホームフィールドアドバンテージを持つ高勝率チームが本拠地で第1、2、6、7戦を開催)になって以降は、2勝3敗から敵地での第6、7戦を強いられても26・9%(52チーム中14チーム)が逆転勝ち抜けを達成している。
中日スポーツ