巨人・岡本和真が初めて語ったメジャーへの思い 年俸5・4億円で球団日本選手6人目の大台到達
全143試合に4番で出場し、4年ぶりのリーグ制覇を支えた巨人・岡本和真内野手(28)が3日、東京・大手町の球団事務所で契約交渉に臨み、1億2000万円増の年俸5億4000万円(推定)の単年契約で更改した。球団の日本選手で5億円の大台を突破するのは6人目。来季のリーグ連覇、日本一奪回を誓うとともに、将来的な米大リーグ挑戦への思いを初めて口にした。 【写真】阪神・岡田監督と肩を組んで記念撮影する巨人・岡本 日本一の先に、世界を見据える。契約更改を終えた岡本和が、将来的な米大リーグ挑戦について初言及。具体的な時期こそ明言しなかったものの、海の向こう側への思いを口にした。 「昔から憧れていた場所であり、目標にしている場所。野球をしていたらみんな持っている目標で、僕もその一人」 2023年のWBCでは米国との決勝で本塁打を放つなど主軸として活躍し、世界一に輝いた。来オフにポスティングシステムを利用して海を渡る予定のヤクルト・村上について「前からずっと、行くと話していたと思う。すごさも知っているので頑張ってほしい」とエールを送った。自身が海外FA権を取得するのは、最短で26年シーズン中となる見込みだ。 10年目の今季は全143試合に4番で出場し、打率・280、27本塁打、83打点をマーク。「数字として、今年は何一つ納得いくものはなかった」と個人成績では不完全燃焼ながら、主将として4年ぶりのリーグ優勝に導いた。 来季年俸は1億2000万円増の5億4000万円。球団の日本選手の5億円超えは、松井秀喜、阿部慎之助、杉内俊哉、坂本勇人、菅野智之に続き6人目。会見の冒頭、「1億円の24年契約です。24年後って、かなりおっちゃんなんですけど、評価してもらいました」と〝岡本節〟で笑いを誘う一幕もあったが、「(球団に)『頑張ってもらった』とすごく言ってもらえてよかった」と充実感もにじませた。 今オフは「左第五腰椎分離症」のため、国際大会「プレミア12」に出場した野球日本代表「侍ジャパン」入りを辞退。「治すことが優先」と現在は痛みが出ないトレーニングのみをこなし、来季の開幕に照準を合わせる。今季はクライマックスシリーズ・ファイナルステージでDeNAに敗れただけに、「来年はやり返して日本一を経験してみたい。(個人成績は)キャリアハイを目指して、連覇と日本一に貢献できるように」と主砲はさらなる進化を約束した。(原田優介) ★腸活で超活躍
28歳の岡本和は腸活で〝超活〟躍を誓った。「けがをしない体づくりのために食生活から見直したい」と決意し、チームメートの丸の勧めで腸を活性化させる食べ物を多く摂取している。「嫌いなんですけど」というきのこ類、豆腐やらっきょうを積極的に食べている。「丸さん、(顔が)シュッとしたでしょ。僕はもうシュッとしているから必要ないですけどね」と冗談を交えつつ、来季への準備を着々と進めている。