【新型クラウン・エステート】発売遅延中のエステートのデビューは12月説が濃厚か?
まず車両コンセプトというか定義らしきものは「クロスオーバーSUV」との記載です。砕いていうと、「乗用車の延長線上にある自然な運転感覚とステーションワゴンの利便性をもち、さらにSUVの機能性(走破性)を盛り込んだ新しい価値観のモデル」であるとアピール。 ドライバー乗車時のヒップポイントは655mm(コレ重要)。運転席からの眺めはあくまでSUVの見晴らし。無論、ライフスタイルを左右するスタイリッシュなデザインは酸いも甘いも嚙み分けたイケオジに相応しい大人の風格。シリーズ最高の出来栄えです! データでひとつ注目したいのがSUVの要である最低地上高。日本仕様の公表値と北米では若干異なるのですが、インチを換算すると、全高が1625mm(パノラマサンルーフ装着車1631㎜)で最低地上高が170㎜でした。
ちなみにFRベースのセダンを除くクラウンシリーズの最低地上高はクロスオーバー145mm、スポーツが160mmです。現状未公表ながら恐らくエステートはスポーツと同程度のクリアランスが確保されると思われます。 インテリアのラグジュアリー指数は見たまんま。フロントガラスは防音ガラスですし、革張りシートにはベンチレーション機構も備わります。まさに「ファーストクラスのキャビン」そのものです。安全運転支援装備は「トヨタ・セーフティ・センス3.0」。2列目シート収納時はラゲッジフロアと同じ高さになります。積載時に便利ですし車中泊もこなします。 気になるお値段を予想しましょう。2.5Lハイブリッド(4WD/E-Four)のパワートレインを軸とすれば、クロスオーバー440~595万円、スポーツ590万円ですから、やはり600万円を超えてくると思われます。PHEVはお察しください。ではまた! Text:Seiichi Norishige
教重 誠一