【台風10号 】県内接近は9月1日~2日ごろか…接近前29日~30日午前に「線状降水帯」発生の恐れも(静岡地方気象台発表)
静岡地方気象台は、29日、台風10号について、静岡県内には9月1日から2日ごろに接近する見通しとともに、接近前の29日夜から30日午前中にかけて「線状降水帯」が発生して大雨災害の危険度が急激に高まる可能性があると発表し、厳重な警戒を呼びかけています。 静岡地方気象台が29日午前11時29分に発表した気象情報によりますと、強い台風10号は、29日午前10時現在、熊本・天草市付近を時速15キロの速さで北へ進んでいます。静岡には9月1日から2日ごろに接近する可能性があり、温かく湿った空気が流れ込み、大気の非常に不安定な状態が続く見込みです。このため9月2日ごろにかけて、断続的に雷を伴った激しい雨などが降るところがある見込みです。 また、接近前の29日夜から30日午前中にかけては、「線状降水帯」が発生して、大雨災害発生の危険度が急激に高まる可能性があるということです。県内の29日の正午からの24時間予想雨量は、西部・中部・東部・伊豆のいずれも多いところで250ミリとなっています。海上では、うねりを伴った波の高い状態が続き、30日昼過ぎからしけ、31日には大しけとなる見込みです。 気象台では、土砂災害に厳重に警戒し、低い土地の浸水、河川の増水や氾濫、高波などに警戒するとともに、今後の気象情報に注意するよう呼びかけています。