韓国「戒厳軍」兵士の一部、任務放棄・コンビニで待機…「上層部の暴走に振り回されず抵抗」
【12月10日 KOREA WAVE】韓国で3日に発令された非常戒厳の際、韓国軍防諜司令部が100人の部隊員を選挙管理委員会などに派遣したものの、この部隊員たちが任務を放棄し、現場付近を徘徊したり、コンビニで時間をつぶすなどして、実質的に命令を拒否していたことが明らかになった。 与党「共に民主党」のイ・ギホン議員(国会情報委員会所属)が明らかにした情報によると、同司令部は3日夜、中央選挙管理委員会、中央選挙世論調査審議委員会、選管選挙研修所、タレントのキム・オジュンが運営する施設「世論調査コッ(花)」の4カ所に、それぞれ25人ずつ部隊員を派遣した。 しかし、現場の証言にによると、この100人全員が指示された現場には入らず、近くのコンビニでラーメンを食べたり、周辺を徘徊したりして時間を稼ぎ、最終的に国会が戒厳解除要求決議案を可決した後に部隊に戻ったとされる。また、「世論調査コッ」に向かうよう指示されたチームは、漢江の橋付近をうろついていたと報告されている。 イ・ギホン議員は「防諜司令部がユン大統領の内乱事件を主導した中核組織であることが判明しているが、イ・インヒョン防諜司令官らの暴走に振り回されず、抵抗した若手幹部や部隊員がいたことも忘れてはならない」と指摘した。 (c)KOREA WAVE/AFPBB News
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