英国メディアが南野拓実のリバプール移籍裏事情を暴露「CL対戦後に複数選手がクロップ監督に獲得を進言した」
前出の「デイリースター」紙は、さっそく「リバプールはレッドブル・ザルツブルクから南野を獲得したが、この新しい選手によってラインナップはどのように変わるのだろうか」と南野の加わる新布陣を予想した。 記事はザルツブルクの南野が10月のチャンピオンズリーグでリバプールを3ー4と苦しめた試合でゴールを決めたことが「レッズ(リバプールの愛称)の目に留まった」と移籍のきっかけになったとし、「南野は、多数のポジションでプレーできることから、彼の多才さはクロップ監督にとっても有用な選手となるだろう」と評価した。 そして南野の起用については「クロップ監督はプレミアリーグの首位を暴れまわり、昨シーズンのチャンピオンズリーグを制したリバプールの4-3-3のシステムを崩すことはなさそうだ。南野はミッドフィルダー3人で最も攻撃意識の高いポジションへ組み入れることができる」と、攻撃的なミッドフィルダーとして抜擢されると予想。 「彼はセントラル・アタッキング・ミッドフィルダーの役割でプレーすることで、4-2-3-1へのフォーメーションの変更オプションをクロップ監督にもたらすこともできる。リバプールは、おそらく(中盤で)ナビ・ケイタではなくジョーダン・ヘンダーソンと一緒にファビーニョをコンビで組ませることになるだろう」と分析した。 英国メディアの「90min」は「南野はプレミアリーグとチャンピオンズリーグの優勝を彼の『目標』とすることを明かした」と、南野の移籍コメントに注目。南野が2015年にザルツブルク入団以来、199試合で64ゴールを記録し、そこには、チャンピオンズリーグのグループステージでリバプールに3-4で敗れたアンフィールドの1ゴールも含まれることを紹介した。そして「南野はサッカーの理解を深めることに力を入れ、リバプールのサッカーを一心に見てきた」と、これまでの南野の姿勢についても説明した。期待を一身に背負う南野が名門リバプールでどんな活躍を見せるか注目だ。