副業ブームが再来か 習い事は「稼げる」がキーワード
新年になったら心機一転、新しい習い事を始めたいと思っている人もいるのではないだろうか。習い事といえばスキルアップを図ったり趣味の腕を上げるというイメージだが、昨今は違う理由でも始める人が多くなっているようだ。 個人間で学びを提供するオンラインプラットフォームの「ストアカ」では、全国の利用者1213人を対象に「2025年に挑戦したい大人の習い事」に関する調査を男女別に実施した。 男性はキャリアアップや収入増への期待 調査によると、男性が2025年に挑戦したい習い事の1位は「写真撮影・編集」(昨年6位)で、趣味としてだけではなく仕事や副業に活かせるスキルとして人気が急上昇している。選択した理由として以下のような内容が挙がった。 ・写真撮影を副業にして稼ぎたい ・ポートレートをきれいに仕上げたい ・趣味としても副業としても活かしたい 第2位には、昨年第1位だった「英語」がランクイン。キャリアアップにつなげたいという理由のほかに、インバウンド客の増加への対応という理由もあるようだ。選択した理由には以下のようなものがあった。 ・仕事でキャリアアップしたい ・世界情勢など、英語で最新の情報をキャッチしたい ・海外の観光客などが増えておりコミュニケーションをとりたい 第3位には「コミュニケーションスキル」が入り、昨年の第9位から大きく上昇した。理由には職場で上司や部下との関係づくり活かしたり、コーチング技術を学び副業にしたいという声が挙がった。 ・ビジネスでの対人コミュニケーションのスキルを深めたい ・コーチングやチームビルディングなど職務に直結するテーマを学びたい ・コーチングを副業にしたいと考えておりスキルを向上させたい 第4位にはAI・機械学習(昨年第4位)、第5位には料理(昨年第2位)が入り、業務効率化への関心や健康志向の高まりという面でのニーズもあるが、いっぽうで「AIのスキルをもっていると高収入の求人に応募ができる」(AI・機械学習)、「安くて美味しい食事を自宅で楽しみたい」(料理)といった、収入増への期待や物価高の影響も見て取れた。