冬のボーナス、県職員は3年連続増 県内官公庁で支給
県内の国の出先機関や県、市町村などの官公庁で10日、冬のボーナス(期末・勤勉手当)が支給された。県職員の冬の平均支給額は3年連続で増え、管理職を除く行政職員1人当たりの平均支給額(平均年齢40.6歳)は3.29%アップの約73万2300円だった。 県職員は、警察と教職員を含む1万6349人に対し、昨冬よりも2.98%(3億8545万円)増の総額133億372万円が支給された。平均支給額が増えたのは、昨年の県人事委員会勧告に基づく給与改定で支給月数が昨年同期と比べて0.05カ月分プラスになったため。 特別職は吉村美栄子知事が296万6700円、平山雅之副知事は228万2445円。高橋広樹教育長と松沢勝志企業管理者はともに171万637円、阿彦忠之病院事業管理者は191万6392円、松田義彦代表監査委員は148万957円。森田広県議会議長は216万2820円。 今年の勧告に基づき、職員の期末・勤勉手当を0.15カ月分、特別職の期末手当を0.1カ月分引き上げる条例改正案が開会中の県議会12月定例会に提案されており、可決されれば引き上げ分が改めて支給される。
このほか主なトップの支給額は佐藤孝弘山形市長が247万3120円、玉手英利山形大学長は266万1837円。 原克也山形地・家裁所長と、嶋村勲山形地検検事正は公表しなかった。