工事中の橋をグーグルマップのルート案内通りに走行して15m下に転落、男性3人死亡 ／インド
インドで、グーグルマップのルート案内に従って走行していた車が、工事のため途中で途切れている橋に進入し、車が川に転落して3人が死亡する事故があった。インディア・トゥデイなど現地メディアが11月25日（現地時間）、報じた。 【写真】橋の下に転落した車
報道によると、事故は23日、インド北部のウッタル・プラデーシュ州バリヤ地域で発生。結婚式に出席するために会場に向かっていた車1台がラムカンガ川に転落した。 車には若い男性3人が乗っていた。運転手はグーグルマップの案内に従って、工事中の橋に進入。車は橋が途中で途切れていることに気付かずに走行し、約15メートル下に転落した。翌日午前、地域の住民が転落した車を発見し、警察に通報したが、乗っていた3人はすでに死亡していた。 この橋は昨年、大規模な洪水で一部が崩壊し、復旧工事が進められていたが、この情報はグーグルマップに反映されていなかったという。橋の入り口には工事中であることを知らせる看板があったが、進入防止用の柵などは設置されていなかったことが分かった。 この事故で警察は、工事関係者らとグーグルマップの関係者1人を逮捕したという。今回の事故を巡ってグーグル側は「遺族に深い哀悼の意を表する。我々は当局と緊密に協力しており、この問題を調査するために協調している」と説明した。 インドでは昨年も、南部ケララ州でグーグルマップのルート案内に従って走行していた車がペリヤル川に転落して医師2人が死亡した。米国では2022年、グーグルマップのルート案内に従って帰宅中だった男性が9年前に崩落した橋の上を走行し、転落して死亡した。この事故では遺族がグーグルを相手取って訴訟を起こした。 チェ・ヘスン記者
