【50代のくすみ肌】髪の色が顔色に影響!? 40代から変化する「似合う髪色」チェンジで透明感アップ
「カキモト アームズ」のヘアカラーリスト太田桂子さんによると、髪の色が顔色の見え方に与える影響は“8割”とも!つまりヘアカラーを替えることで「顔のくすみを晴らす」ことは簡単。日本の“毛染め”を牽引し続けている「カキモト アームズ」で、読者代表が顔色がくすまないヘアカラーに挑戦しました。
読者代表・Fさん(52歳)がパーソナルカラー診断で肌がくすまない髪色に挑戦
【BEFORE】オレンジ系の茶色 Fさんは、白髪が少ないタイプ。通っている美容室では白髪染めではなく、いつも“少し明るめの茶色”のヘアカラーをオーダーしているといいます。「カキモト アームズ」のヘアカラーリスト太田桂子さんは 「茶色といっても赤系、ベージュ系、オリーブ系、ブルー系…など、色みは多彩です。“パーソナルカラー診断”で本人に似合う色みを導き出して、その色の幅から“茶色”を決めると顔色が驚くほど明るく見えるようになります」と言います。 それは、似合う色の服を着たときに顔色が明るく見えるのと同じです。Fさんも挑戦しました。
【AFTER】オリーブ系の茶色
■髪の色をオリーブ系に。肌の透明感がアップ 太田さんによる“パーソナルカラー診断”を経て、Fさんのタイプが判明。「Fさんはイエベ・スプリングなので、今回はオリーブ系のブラウンにしました。アルカリ性カラーのマットオリーブをベースに、発色がよくトリートメントもできる塩基性カラーを混ぜて使用。髪が艶やかになり、髪色を変えただけで肌が明るく見えるようになりました」と太田さん。 髪色は40代を過ぎてから特に注意が必要。「肌色や肌の質感が変わってくると、髪色の影響を受けやすくなるからです。色選びで失敗すると肌もくすんで見えやすくなると心得てください」
プロの力を借りて、最適な髪色を見極め
“パーソナルカラー診断”とはさまざまな色の布を顔まわりに当ててタイプを探るもの。太田さんはパーソナルカラー実務検定1級やアナリストの資格ももち、ヘアカラーにもその知識が生かされています。髪色を決めるときは、毛束を当てて確認。
「単色ではなく、隠し味のようにカラー剤を混ぜるのですが、その配合が腕の見せどころ」と太田さん。成熟世代は髪が乾燥しやすくなりツヤがなくなるため、顔色がくすんで見えることも。「本人の肌色に合わせてツヤが出る色みに調整します」
毛束の色の違いは微差。「基本的にイエベの人はオレンジやオリーブ系、ブルべの人はパープルやラベンダー系のブラウンにすると透明感が出やすいです。色だけでなく明度と肌色の相性もあるので、明るさも人によって見極める必要があります」 ■ワンカラー10,900円~(シャンプー・ブロー別 4,900円~) 【kakimoto arms(カキモトアームズ)麻布台ヒルズ店】 東京都港区虎ノ門5-9-1 麻布台ヒルズガーデンプラザ B2F 営業時間:10時~20時 無休 撮影=楠本隆貴 編集・文=松永裕美(婦人画報編集部) 『婦人画報』2024年7月号