58歳・君島十和子さんの「やめる美容」"やめる”ことで美しさが進化!還暦が近づく今目指すこと
年齢を重ねるほどに、美容に関するお悩みは増えるもの。美しくなるために、あれもこれもと「オン」してしまいがちです。でも、いま、少し立ち止まるときなのかもしれません。やることを増やすよりも、やめることを決めることが、より私たちの求める美しさに近づく手立てだとしたら……。 肌に良くないことを“やめる”こと、古いメイクを“やめる”こと、凝り固まった思い込みを“やめる”こと。マインドから美容習慣まで、“やめる”を意識することで、新しく、また自分らしい美に出合ってみませんか?
58歳、君島十和子さんも、やめる美容で進化しています
「30代、“らしさ”にこだわるのをやめました」 「いま、買い物は迷ったらやめています」 「仕事以外、数字にとらわれるのをやめました」 ジャケット/194,700円 ブラウス/103,400円 スカート/103,400円(すべてスポーツマックス/マックスマーラ ジャパン) イヤリング[WG×DIA]/1,518,000円 リング[WG×YG×DIA]/1,067,000円(ともにフレッド/フレッド カスタマーサービス)
“やめる”のは、新たな自分に挑戦するため
俳優として活躍後、美容ブランドを立ち上げ、美容界の第一線で活躍を続ける君島十和子さんは、もしかしたら“やめる美容”という言葉とは対極の存在と感じるかもしれません。 しかし、美を追求してきたからこそ辿り着いた“やめる哲学”は、単なる手抜きでも諦めでもなく、経験と知性に裏づけられた前向きな考え方でした。58歳のいま、十和子さんは「やめる」をどう考えるのでしょう? 「限りある時間、そして以前のように無理が利かない限りある体力を意識すると、何ごとにも優先順位をつけて取捨選択する必要性を感じます。そのとき、自分にとって心地よく、自分らしくあるために必要なものは残しつつ、惰性で続けていることを見直すことを意識しています。 じつは、30代半ばで一度、“こだわることをやめよう”と決めました。それまでは髪色、服の色、もちろんメイクもすべてに“これが私”という強いこだわりがありました。でもそれをやめて、何にでも挑戦していたら世界が広がりました。ただ、いまはそこからさらに一歩進んで、発信者としてさまざまなものを一度受け入れつつも手放すべきものは手放す、という段階にいます。 情報の多い時代、あれもこれも挑戦したくなりますが、全部抱えようとするのをやめることで、新たに入ってくるものがあることを感じています。決してストイックに生きるとか、ミニマリストになるというのとは違うのですが…」