リングに並べられた作品の前に立つ鬼塚さん

　ボクシングの元WBA世界王者で、現在は画家として活動する鬼塚勝也さん（54）の個展「鬼塚勝也ファイティングアート展」が、鬼塚さんが経営する福岡市博多区中呉服町のボクシングジムで開かれている。アクリルで描いた、エネルギーにあふれる自画像約70点を展示している。22日まで。 【写真】ボッティチェリのオマージュ作品の前に立つ藤井フミヤさん

　鬼塚さんは北九州市出身で、高校在学中にプロテストに合格。1992年にWBAスーパーフライ級の王座を獲得し、5度の防衛に成功した。94年の引退後、幼少の頃から好きだった絵に没頭し、自分の中からわき出てくるものを表現しているという。

　個展は、来年4月18日～5月25日に福岡県立美術館（福岡市）で開催予定の初の大型展覧会に向けたプレイベント。鬼塚さんは「見た人がエネルギーを感じられるような作品作りに、これからも全力を尽くす」と話す。

　午後3～8時。入場料1000円。問い合わせは、同ジム（092・263・3508）へ。