「過半数」「絶対安定多数」… 衆院選の議席数 注目ライン【図解】
第49回衆議院選挙の投開票が10月31日に行われます。2012年、14年、17年と過去3回の衆院選で大勝した自民党において、今回は「議席減は想定内」との見方が強く、「減り幅」をどれだけ抑えられるかが焦点だと時事通信は伝えています。国会には「過半数」「絶対安定多数」などカギとなる数字がいくつかあります。衆院選での各党の獲得議席数をめぐって注目すべきラインを図解で解説します。 【図解】過去の衆院選 主な政党の議席の変遷
◆過半数
衆議院の定数は465議席で「過半数」は233議席。岸田首相は「与党で過半数が目標だ」としている。与党での過半数は14年と17年衆院選で安倍元首相が掲げたのと同じ勝敗ライン。
◆安定多数
17ある常任委員会の委員長ポストを独占し、委員の半数を占める議席数が「安定多数」で244議席。今回は自民単独で32議席減までならこれを満たす。
◆絶対安定多数
各委員会において、委員の数でも野党を上回り安定的に国会を運営できる議席数が「絶対安定多数」で261議席が必要。今回は自民単独で15議席減までならこれを満たす。
◆3分の2
衆議院定数の「3分の2」は310議席で、憲法改正の発議に必要な議席数。自民、公明の与党に、改憲勢力と目される日本維新の会、国民民主を加えた4党での公示前勢力は計324議席。
◆与党公示前勢力
衆院選公示(10月19日)前の与党の議席数は、自民党が276議席、公明党が29議席で合わせて305議席。
--------------------------------------- ※この記事は時事通信社の記事を基にYahoo!ニュースが作成したものです。出典記事は「自民勝敗「233」焦点 衆院選、議席減織り込む―改憲ライン310【21衆院選】」