【速報】過去に女子生徒にわいせつな行為をして免職に・・・ その経歴を隠して大阪府立学校採用試験に合格 経歴詐称で支援学校実習助手の男性を懲戒免職処分に
大阪府教委は30日、教職員らへの免職や減給などの懲戒処分を発表しました。過去の処分について経歴詐称をしたとして免職、性にまつわる不適切な授業をしたとして停職など、7人が処分されています。
■過去に女子生徒にみだらな行為⇒懲戒処分の過去を隠して採用試験を受験
大阪府立の支援学校に勤務していた39歳の実習助手の男性は2008年9月、当時勤務していた府立学校の女子生徒にみだらな行為をし、その後免職となっていたにもかかわらず、その処分を受けたことを隠して2019年に大阪府立学校の実習助手採用試験を受験。提出した経歴書には「一身上の都合」で過去に学校を退職したと記載したほか、面接で尋ねられた際も「様々なことにチャレンジしたいと思って退職した」などと虚偽の回答を述べ、合格していたということです。 実習助手の男性を知る教員からの連絡で府教委が調べたところ、採用選考の際に虚偽の記載をしていたことが発覚しました。 男性は経歴を詐称した理由について「実習助手の仕事に未練があり、処分のことを正直に伝えると採用されないと思った」と話したということです。 府教委は「当時、処分歴の確認が不十分だった」と認めたうえで、教員以外の実習助手や事務職員についても、採用試験受験者の氏名と過去の処分者リストを照合したり、出願書類に「賞罰欄」を設けたりするなど、新たに再発防止策を講じたとしています。
■理科の授業にも かかわらず「ヒトの 性にまつわる話」
また府教委は、中学3年の理科の授業で去年7月の3日間、自ら作成したスライド資料などを用い、「ヒトの性にまつわる話」として学習指導要領を逸脱した不適切な授業をしたとして、31歳の男性教員を停職6か月の処分としました。 男性は授業で性行為を指す言葉を何度も使用したり、自身の性体験を語ったりしながら中絶や避妊方法について話したといい、3年生175人のうち過半数におよぶ生徒が、その後のアンケートなどで「気持ち悪い」などと不快感や嫌悪感を訴えたということです。 男性は府教委の調査に「妊娠するリスクを教えようと思い、自分の性の知識や思いを伝えたかった」などと述べたといいます。 他に、高校3年のサッカー部員を驚かせようと後ろから近づいて両腕で羽交い締めにし、生徒が意識を失って救急搬送される事態になったなどとして、サッカー部顧問の48歳男性が減給6か月(10分の1)とされるなど、合計7人の懲戒処分が発表されています。