米ベイン、富士ソフト取締役会の賛同なしで買収へ 前提条件を変更
[東京 18日 ロイター] - 米投資ファンドのベインキャピタルは18日、富士ソフト取締役会の同意を得られなくても買収を進める新たな提案を公表した。米投資ファンドのKKRが実施している2回目の株式公開買い付け(TOB)が撤回されたり、不成立となった時点でTOBを始める。来年1月下旬、あるいは2月上旬の開始を想定している。 富士ソフトを巡っては、KKRとベインがそれぞれ買収を提案。KKRが19日までを期限に1株9451円でTOBを進める中、ベインは11日、買い付け価格を従来提案の1株9450円から9600円に引き上げたが、富士ソフト取締役会は17日にベイン案への反対を改めて表明した。 富士ソフトはかねてからKKR案への賛同・応募推奨とベイン案への反対を表明している。