唯一無二の“香りのロゴ”を提供 セントカンパニーが手掛ける嗅覚に訴えるブランディング
“感覚”と“場所”を結びつける“香り”の効果
阪急梅田と小田急新宿は「心地よい空間でショッピングを楽しんでほしい」という思いから“香り”による演出をスタート。阪神梅田では2021年に、店舗の象徴であるテラスの空間演出にオリジナルの香りを採用したところ問い合わせが殺到したという。22年末、セントカンパニーのオリジナルブランドの企画開発をする日本法人のfbdによるディフューザーブランドである「セント オブ ザ ワン(SCENT OF THE ONE以下、THE ONE)」から通称“テラスの香り”として商品化。同ブランドのディフューザーと共に販売している。“テラスの香り”は品切れになることもあるほどの人気商品だという。小田急新宿では22年に「THE ONE」から同店をイメージするオリジナルの香り“トーキョー”で空間演出をスタートしたところ、好評で23年に商品化した。“香り”は目に見えないが、“心地よさ”や“親しみ”といった感覚に直結し、“ある場所”を結びつける効果的なブランディングになり得るようだ。